スケート選手引退を機に、ふるさとへUターン。
オリンピック出場の経験を活かし、まちづくりに貢献したい。

Uターン就職
太田 祥子さん
太田 祥子さん
職業:美幌町役場職員
移住時の年代:30代 世帯構成:夫婦
  • 久しぶりに戻った美幌町は、新鮮な驚きがいっぱい!

    美幌町出身の太田さんは、元スケート競技の選手。2014年ソチオリンピックのスピードスケート3000m・5000mの日本代表です。美幌町から応援団がソチ入りし、まちに設置されたパブリックビューイングでは「祥子ちゃん、頑張れ〜!」と、あたたかな声援が送られました。

    中学卒業後にまちを離れて道内外で競技生活を積み重ねましたが、太田さんは引退を機に地元のスポーツ推進アドバイザーに就任するためにUターン。いまは、スポーツ教室やイベントを通して子どもたちへスポーツの楽しさ、選手としての経験などを伝え、指導に熱心に取り組んでいます。

    10代で親元を離れ、高校での寮生活ではホームシックにもかかったそうです。「社会人になってからもずっと一人暮らしだったので、また実家のある美幌町に帰りたいと思っていました」。久しぶりに戻った美幌町には、新しい公共施設などが増えていて新鮮な驚きだったと言います。特に子ども向けのスポーツ教室の種類が多く、参加しやすい状況なので、子育てのしやすいまちになっているのではと感じています。

    太田 祥子さん
  • 自然が豊かで施設が充実し、とても住みやすいまち

    再び町民になって、すっかりアウトドア派になったという太田さん。夏はキャンプをしたり屈斜路湖でボートを漕いだり、自転車で美幌峠を登ったこともあります。冬には、憧れていたスノーボードを体験。選手のときにはできなかった楽しみがたくさん広がったようです。「美幌町は、手軽にスポーツやレジャーに親しめる環境。自然が豊かで、スポーツ施設も充実しているので、私のライフスタイルにはぴったりです」。

    都会にあるような大型ショッピングモールなどはないものの、車で30分ほどで商業施設や観光スポットがあり、「とても住みやすいまちですよ」と、太田さんは「びほろ時間」を満喫しているようです。

    太田 祥子さん
  • 町民にスポーツを身近に感じて欲しい

    「子どもたちは、私がオリンピックに出たときのことは知らないんですよ」と、太田さん。「私自身、子どものときにオリンピック選手からスケートを教えてもらい感動したので、最近ではオリンピック選手だったことを子どもたちに伝えています」。それによって、子どもたちのモチベーションが上がり、スポーツへの取り組み姿勢が変わったらうれしいと語ってくれました。

    町民にスポーツを身近に感じてもらえるよう、プログラムや環境を整備していくのが太田さんの目標。スポーツを通したまちづくりに、これからますます貢献してくれるでしょう。

    食べ物のおいしさ、きれいな風景、首都圏や周辺市町村へのアクセスの良さも、町民に戻って再認識したという太田さん。家族と愛犬とともに、あたたかく、活動的な日々が続いています。

太田祥子さんのおすすめスポット

メニューが豊富な
まろやかラーメン
味の竜月

味の竜月

ラーメンやそば、丼もの、定食料理などメニュー豊富な食堂。庶民的な雰囲気で人気です。太田さんと両親は、醤油ラーメンがお気に入り。ネギや玉ねぎが甘く、とてもまろやかな味わいです。

住所:北海道網走郡美幌町字東2条南1丁目1−5 TEL:0152-73-2595
営業時間:11時30分〜14時時00分
定休日: 日曜日、祝日
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