ほとんど勢いだけで移住を決意。
人のやさしさに感謝する
幸せな日々です。

移住時の年代:30代 世帯構成:夫婦と子ども
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車一台分の荷物とともに北海道へ
村上さんは、大阪府出身。もともとバイクが好きで、いつかは北海道を走りたいと焦がれていました。
そして、20代後半から年に数回は北海道をバイクで走り回っていたそうです。壮大な自然をはじめ、その時、その一瞬しか見られない感動的な景色、ストレスなく走れる道などに魅了され、いつしか「北海道で暮らしたい」と強く願うようになりました。
家族がいる故郷をなかなか離れられずに悶々としたまま30代に差しかかった頃、突然お母さんが病に倒れて他界。人生はいつまでも続くわけじゃないと思い知らされました。後悔しない生き方をしよう、今を楽しもうと決断し、1カ月後には車一台分の荷物だけを詰め込み、村上さんは北海道を目指したのです。
旅先で出会ったという埼玉県出身の奥さんと、まずは富良野へ。子どもが生まれるタイミングで、ずっと憧れていた道東への移住を決めました。
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四季折々の遊びを満喫!
富良野で知り合った方から美幌町の素晴らしさを繰り返し聞かされていたこともあり、村上さんは美幌町で賃貸物件探しへ。すぐに、古いながらも三角屋根に煙突付きの一軒家と出会い「かわいい!ここだ!」と即決し、美幌の新生活が始まりました。
自治会長さんから手づくりのおもちゃをいただくなど、知り合った皆さんがとても親身に相談にのってくれたので、初めての土地でもすっかりなじんでいる様子です。
「夏は屈斜路湖でキャンプや水遊び、サップ、紅葉シーズンには名所へドライブ、冬はスキー、そり遊びと四季折々の遊びを家族で堪能しています。庭で気軽にBBQができるのも楽しい!北見や網走、道東の観光スポットへのアクセスが良くて、空港にも近い!こんなに住みやすい場所はそうそうないと思います!」
お世話になっている地域のために自分ができることでお返ししたいと、村上さんは美幌商工会議所青年部に所属し、さまざまな活動をサポート。さらにご縁の輪が広がっているようです。
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恵まれた環境の中、大らかに暮らしたい!
美幌町は「ほどよい田舎」と感じている村上さん。大自然がすぐそばに広がっているのに、利便施設や交通アクセスが充実していて移住者でも快適に、マイペースで暮らせる場所だと言います。
「何よりも人がやさしい!とにかく、あたたかいまちです!」
移住の相談をはじめ暮らしの困りごとは、役場に相談すると親切丁寧に対応してくれるとのこと。「役場の入り口で迷っていると、すぐに職員が声をかけてくれて手続きもかなりスムーズに進みました。本当に親切なまちですよ!」
ただ、まちのポテンシャルの高さを充分にアピールできていないのがちょっと残念と村上さんは感じています。「その点も、これからお手伝いできたらいいなぁと思っています」
おいしい物がいっぱいあって、近くには温泉もたくさんある。そんな恵まれた環境の中、何事も大らかに考えながら暮らし、子どももたくましく育って欲しいと願っているようです。
人とのつながり、素敵な場所との出会いを重ねながら、これからも村上さん家族の美幌暮らしは豊かに彩られていきそうですね。
村上三千雄さんのおすすめスポット
親子で遊べる空間

美幌林業館「きてらす」
美幌町の木を使った滑り台やトンネル、木のプールなどの遊具がたくさんあり、2歳半になった子どもを遊ばせるのに最適な施設です。「木」にみんなが集まる「テラス」、「木」がみんなを明るく「照らす」という思いが愛称「きてらす」に込められているそうです。
営業時間:午前9時~午後5時
休館日:年末年始(12月31日~1月3日)