冬の屋内はあたたかく、
夏はカラッと爽快。
職住近接の快適な環境で不安はすぐに吹き飛びました。
移住時の年代:30代
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美しい景色と皆さんの親切が移住を後押し
移住してすでに15年以上の月日を積み重ねてきた前田亮さん。いまは町内の病院で医師として勤務しています。
若いときに、一時期イギリスに滞在した経験があり、豊かな自然やゆるやかな時間の流れにとても魅力を感じたそうです。いつかはそんな場所で暮らせたらという夢を描きながら静岡県で忙しく働いていたとき、美幌町の医療機関で小児科医を募集していることを知り、心が大きく動きました。それまで美幌町のことは全く知らず、北海道には知人もいませんでした。不安はありましたが応募を決め、面談のために初めて美幌町へ。とても天気が良くレンタカーで移動、美幌峠にも行ってみました。あのときの美しい景色は、いまでも忘れられないほど感動!
職場の人たちもとても親切で、こちらでの生活の仕方などをいろいろ教えてくれて漠然とした不安は払拭されたと言います。そして、前田さんは半年後には美幌町民となり、新しい生活がスタートしました。
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想像もしていなかった新鮮な体験の連続!
移住当初は、冬の寒さや除雪がどれくらい大変なのか想像も尽きませんでしたが、外が氷点下でも家の中はぽかぽか。本州よりあたたかいくらいと前田さんは感じています。雪もサラサラしているので、思っていたほど雪かきも苦労ではないとのこと。
初めて除雪車が道路を力強く走る姿を見たときは、感激したそうです。灯油も外のタンクに業者さんが補充してくれるので、暖房器具に自分で灯油を入れる必要はありません。
小学校の校庭に水を撒いて天然のスケートリンクが作られるのも驚き!すべてが新鮮な体験の連続だったようです。夏は暑い日もありますが、湿度が低くてカラッとしているので「洗濯物もすぐに乾きますよ!」と前田さん。ここには、一年中快適に過ごせる環境が整っています。
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日常生活にちょうど良いサイズ感のまち
まちの人たちは大らかな印象で、信号待ちでクラクションを鳴らすなどの光景には出会ったことがないと言います。
生活圏がまとまっているので買い物や手続きに時間がかからず、日常生活を送るのにはちょうど良いサイズ感のまちだと前田さんは気に入っています。
都会ほど通勤時間がかからない分、プライベートタイムが増えますね。休日にはドライブしたり、温泉に行ったり。イギリスで憧れていた暮らしが日常になりました。「食も豊かで、野菜や海産物がすごくおいしい。特にアスパラガスは本州の知人に送ると、とても喜んでくれます」。
移住者だったことを忘れそうなほど町民に慕われている先生には、これからもゆるやかな時間の流れを満喫していただきたいですね。
前田亮さんのおすすめスポット
あふれる
美幌町民会館大ホール「びほーる」
いちばんの魅力は、オホーツク管内最大の広さを誇る総ひのき張りの舞台。他にも中小ホール、ギャラリーがあり、美幌町の情報・文化の発信基地としての役割を担っています。館内の手すりなどには森林認証材を使い、木のぬくもりがあふれています。
開館時間:午前9時 ~ 午後10時(夜間行事のない場合は午前9時~午後5時まで)
休館日:12月31日から翌年1月5日まで(施設メンテナンス日などその他町長が必要と認めた日)※上記以外は土・日曜日、祝祭日も施設の利用が可能です。