移住者交流ブログ

北海道では欠かせない水抜き(水落とし)とは?

こんにちは!移住定住コンシェルジュの一戸です。

この記事を書いている頃、本州は「10年に1度の寒波襲来」と連日ニュースを騒がせていますが、北海道網走郡美幌町には寒波の影響はなく、例年と同じく最低気温は-20℃前後と通常運転です。笑

TwitterなどのSNSなどでも「凍結」、「水道管破裂」、「-4℃から」とキーワードが上がってきていますが、これはインフラや住宅の水回りが寒冷地仕様になっていないことが原因のようです。

寒いときには-30℃近くまで気温が下がる美幌町ですが、毎日生活している分にはトイレや水回りの凍結の心配はほとんどありません。

唯一気を付けなければならないのは、お正月休みや出張などで暖房を止めて数日家を空けるタイミングです。今回は美幌町が運営する「移住体験住宅:四季彩」の水抜き(水落とし)を美幌町政策課の職員さんと一緒(ほとんど見てただけ)に行う機会がありましたので、まとめてみました!

北海道に移住してきて驚いたのが「水抜き栓(元栓)」の存在です。実家や一人暮らしをしていたマンション、はたまた4年間過ごした練馬駐屯地の1部屋5人部屋の宿舎(詳細が気になる方は漫画:ライジングサンを読んでください笑)でさえ、水抜き栓(元栓)を見たことはありませんでした。

正確にはどの家にも元栓は存在するみたいですが、寒冷地で長期で家を空ける際に水抜き(水落とし)が容易に行えるように、東北・北海道の多くの家では水抜き栓(元栓)がキッチンやお風呂場などの水回りに設置されています。

最近のマンションでは、水抜き栓(元栓)が部屋の外にあったり、水抜き(水落とし)がボタン一つで行える「電動式」などもあるようですが、今でも一軒家の多くは水抜き栓(元栓)レバーを押すタイプが主流のようです。

上の写真は-60℃まで耐えられる「超寒冷地仕様」の不凍液。

一般の家庭が正月休みや出張などで家を空ける際には凍結防止剤として車のウォッシャー液(-30℃までのものが主流)で代用するケースが多いようです。

以上がざっくりとではありますが、「北海道の当たり前」水抜き(水落とし)の流れでした。

先日、移住体験住宅に宿泊されたご夫婦は、10年以上かけて北海道各地をめぐっているそうですが、実際に水抜きをしたことはないとおっしゃっていました。

北海道に「旅行」ではなく「移住」した際には間違いなく必要になってくる知識だと思いますので、参考にしていただけたら幸いです!

 

ちなみに私も美幌町で家を借りるときにお世話になった(株)セクトさんが寒冷地の方向けに動画で解説してくれていますので、ぜひ見てみてください!

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