移住者交流ブログ
美幌の冬を支えるプロフェッショナル
こんにちは!
美幌町移住コンシェルジュのやまみー(山本あゆみ)です。
冬の朝、目を覚まして外を見ると、きれいに除雪された道路。
「昨日あんなに雪が降ったのに、いつの間に…?」
美幌町に移住してきた私は、その光景にとても驚きました。
実はその裏側では、まだ街が眠っている時間から働いている人たちがいます。
今回は、美幌の冬のインフラを支える芙蓉建設さんで働く
中本さん・盛さん・伊藤さんに取材させていただきました。
除雪作業は深夜から早朝に行われることが多く、
私たちが街中でその姿を見る機会はあまりありません。
ですが、美幌の冬の暮らしは、確実にこの仕事に支えられています。
その現場のリアルを、少しだけご紹介します。

中本さん

伊藤さん

盛さん
除雪区間について
道路の除雪には、それぞれ担当があります。
- 国道:北海道開発局
- 道道:北海道
- 町道:市町村
今回取材させていただいた芙蓉建設さんは、
国道の除雪を担当されています。
担当区間は
国道39号・240号・243号。
私たちが日常的に使う、重要な道路ばかりです。
稼働時間について
除雪作業が始まるのは、なんと朝3時ごろ。
そこから出動し、
7時ごろまでの約4〜5時間作業を行うそうです。
そして雪が降り続く日は、
降り終わるまで作業が続くことも。
もし一度雪が止んでも、また降りそうなときは
車内で待機しながら様子を見ることもあるそうです。
天気予報はあるとはいえ、
相手は自然。
天候によって作業時間も変わるため、
とても大変な仕事だと感じました。
除雪車に乗るための資格
除雪車を運転するには、以下の資格が必要です。
- 大型特殊免許
- 大型免許
- 車両系建設機械技能講習修了証
- 除雪機械講習修了証
これらは採用後に取得することも可能で、
美幌町の助成金制度や会社の支援もあるそうです。
とはいえ、資格取得には時間や費用がかかるため、
人手不足の要因のひとつにもなっているとのこと。
そんな中、盛さんと伊藤さんに
免許取得についてお話を聞いてみました。
盛さんは、芙蓉建設に入る前、
道道の除雪をしていた経験者。
しかし除雪の方法が違うため、
「前の癖は全部捨てて、一からやり直す覚悟で始めた」
と話してくれました。
一方、伊藤さんはというと…
なんと最初は免許ゼロ。
以前働いていたガソリンスタンドの前を通る除雪車を見て、
「乗ってみたいな」
という純粋な好奇心から会社に入り、
資格を一つずつ取得していったそうです。

乗車体験の様子
次世代の除雪技術「i-SNOW」
今回の取材では、
i-SNOW(アイスノー)という最新の除雪技術についても教えていただきました。
i-SNOWとは、北海道開発局が推進している
ICT(情報通信技術)を活用した除雪の新しい取り組みです。
目的は、除雪作業の省力化・安全性の向上・作業の自動化・オペレーター不足への対応など。
実際に、
準天頂衛星「みちびき」による高精度な位置把握と
3Dマップによる道路形状の認識によって、投雪方向や量を自動で制御する除雪車に
乗車させていただきました。
まだ研究段階ではありますが、
これからの除雪を大きく変えていく技術なのではないかと思います。
仕事で一番大切なこと
今回の取材では、 芙蓉建設株式会社 土木部維持次長の
中本さんには大変お世話になりました。
取材を通して感じたのは、
中本さんの静かな強さでした。
そんな中本さんが何度も話していたのが、
「一番大切なのは人間関係」ということ。
除雪作業は、
2人1組で長時間一緒に働く仕事です。
家族より長い時間を過ごすこともある中で、
相手に気を配ること、仲良くすること
それも仕事の一部なのだそうです。
取材中、何度もその言葉を聞きながら、
この信念がチーム全体に伝わっているのだろうなと感じました。
新卒1年目の私にとって、
人生の大先輩から 大切なことを教えてもらった時間でもありました。
改めまして、取材に協力してくださった
芙蓉建設株式会社さん、本当にありがとうございました。

芙蓉建設株式会社ホームページ
https://www.fuyo-kensetu.co.jp/

