移住者交流ブログ

アイヌ刺しゅう講座 in 美幌博物館

こんにちは!
美幌町移住コンシェルジュのやまみー(山本あゆみ)です。

今月は、博物館で開催されていた
美幌博物館講座 歴史編「アイヌ刺しゅうを体験しよう」を取材させていただきました!

 

講座は、
初級編:ランチョンマット作り
上級編:ルウンペ(切伏)のインテリアパネル作り
の2種類があり、今回は初級編に参加してきました。

講師はピポロアイヌ文化協会の河本さん。
初級編の定員は12名でしたが、告知開始直後から予約の電話が相次ぎ、
あっという間に定員に達するほどの人気だったそうです。

講座では、動画を用いながら
・アイヌ刺しゅうについて
・使用する材料について
・刺しゅうの方法について
と、順を追って丁寧に説明がありました。

 

 

材料について

アイヌの人々の代表的な衣服である「樹皮衣」は、山野に自生するオヒョウやシナ、ハルニレといった木の内皮を素材としています。

今回使用されていた布も、ハルニレの木が原材料。
さらにこの布は、講師の河本さんご自身が、ハルニレの一種であるオヒョウの木の樹皮を用いて染色した布だそうです。

 

縫い方について

アイヌ刺しゅうでは「チヂリ」という手法が用いられます。
チヂリとは、チェーンステッチ(鎖のように糸が連なった形状が特徴の縫い方)を用いて、布に直接模様を施す技法です。
このチヂリは、主に道東で用いられてきた技術だそうです。

 

 

完成した作品がこちらです。

 

 

この模様は、アイヌ紋様のひとつですが、調べてみると、これ以外にもさまざまな紋様があることが分かりました。

また、以下の写真は博物館に収蔵されているアイヌ刺繍が施された衣服です。

(ピポロアイヌ文化協会の製作物ではありません)

 

 

紋様について博物館の職員さんにお話を伺ったところ、
現在の研究では、紋様の種類には地域ごとの独自のアイデンティティが関係していることが分かってきているそうです。

実際に調べてみると、その土地の自然環境や、家系ごとの特徴が紋様に反映されているとのこと。
一つひとつの紋様に、その土地で生きてきた人々の歴史や想いが込められていることを知りました。

最後に、
ピポロアイヌ文化協会の皆様、美幌博物館の皆様、
貴重な機会をいただき、そして取材にご協力いただき、ありがとうございました。

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