移住者交流ブログ

農業体験をしてきました!

こんにちは!美幌町移住コンシェルジュのもりしん(森田)です!

実は美幌町の農業は町の基幹産業であり、農家さんや農業関連のお仕事をされている方も多数いらっしゃいます。ですが、意外と美幌町に住んでいても農業のことを学べる機会は少ないと感じています。

そこで今回は美幌町の農業の簡単な紹介と、農業のことを学ぶべく実際に2つの農家さんで農業体験をしてきたのでレポートいたします!^^

 

美幌町の農業について

収穫間近の玉ねぎ

美幌町の農業は、基本的には機械を活用した大規模農業が特徴です。主に収穫される作物は、ジャガイモ、小麦、ビート(てんさい)、玉ねぎ、大豆、人参など。農家さんは連作障害(同じ畑で同じ作物を作ると収量が減ること)を避けるために、こういった品目をいくつか組み合わせて育てていることが多いです。

また、その他にもごぼう、アスパラガス、とうもろこし、トマトなどビニールハウスを活用した少量多品目栽培をしている農家さんも一定数いらっしゃいます。

今回は大規模農業の農家さんと、少量多品目栽培の農家さんそれぞれに伺わせて頂き、農業体験をしてきましたので、体験レポートをしたいと思います!

 

いざ、ジャガイモの収穫体験!

9月上旬、美幌町の農家さんである高崎さんの農地にお邪魔し、収穫体験をしてきました!ジャガイモの収穫時期は、概ね8月下旬から9月中とのこと。ジャイガイモと一口に言っても様々な品種があります。今回は全国的にも人気な品種である「男爵」を収穫してきました!

収穫体験といっても機械化された大規模農業であるため、大きなハーベスター(収穫を行う機械)の上に乗り、ジャガイモの選別作業を行いました。

ハーベスターの上でする選別作業は、誤って収穫されてくる石を取り除いたり、緑色に変色しているジャガイモ(ソラニンという毒素が増えていると緑色になる)を取り除いたり、割れていたり形が悪いジャガイモなどを取り除いたりするというものです。

畑の中を動くハーベスターの上は振動が強く、慣れるまでは作業するのが難しい環境でした。しかし、日々選別をされている高崎さんご一家の皆さんは流石に作業が早く、どんどんと選別をしていきます。中盤以降は私も作業に少しずつ慣れ、少しずつ効率的に選別できるようになりました。

収穫をしたジャガイモは選果場で改めて選別などをされるのですが、その前にある程度、商品にならないジャガイモを取り除くために選別作業を行っているとのことでした。

ハーベスターにジャガイモがいっぱいになったら、今度はコンテナに移していきます。大量のジャガイモがコンテナに入っていく様子は圧巻でした。このコンテナを今度は選果場に運び、再度選別の上で箱詰めをされるとのことです。

私は1時間ほど手伝っただけでしたが、その短時間の中で巨大なコンテナ数個分のジャガイモが収穫されました。「北海道の農産物が日本の食卓を支えている」と聞くのですが、いざ収穫風景を目の前にすると、その言葉の重みを実感を持って感じることができました。

その他にも、農業のかたわら取り組まれている黒毛和牛や、その他の作物などについても勉強をさせて頂きました。農業体験を受け入れてくださった高崎さん、ありがとうございました!^^

 

塩トマトの収穫体験

9月中旬に美幌町で唯一、塩トマトを栽培されている「ぼちぼち農場」さんにお邪魔し、収穫体験をさせて頂きました。ぼちぼち農場のお二人は、美幌町に新規就農のために移住され、11年間塩トマトづくりに取り組んでいる農家さんです。塩トマト以外にはビニールハウスでアスパラガスも栽培されているとのことでした。

塩トマトはトマトを植えている鉢に一定量の塩を加えることで、甘味と旨味を引き出すという手法なのだとか。実際に食べてみたのですが甘味が強く、ドレッシングなどつけずともジューシーで美味しいトマトでした。

美幌町での塩トマトの収穫時期は、概ね7月上旬から9月下旬頃までとのこと。今回は、実際に塩トマトを栽培しているビニールハウスで、収穫体験をさせて頂きました!

収穫した塩トマトの多くは関東など首都圏のスーパーに出荷しているとのこと。驚いたのは、輸送の間に熟成が進み赤く色付きが進むため、収穫タイミングでは緑がかっているトマトを収穫するということです。

たくさんのビニールハウスがあるため素早く正確に収穫をしなければならないのですが、初心者の私は選ぶのに時間がかかってしまい、中々スピードを上げることができませんでした。

収穫したトマトは、色味で分けた後に箱詰めをしていきます。枝とトマトを繋いでいた「果柄(ヘタの上の部分)」に切り残しがあると、輸送中に他のトマトを傷つけてしまうため、切ってから箱詰めをします。一定の重さ以上になったら箱を閉め、出荷準備完了となります。

実際に首都圏のスーパーなどに並ぶ塩トマトを、少しだけですが収穫をして実際に箱詰めをすることで、美幌町の農業が遠い消費者にも繋がっていることを強く感じました。

その後、休憩時間に美幌町の農業や、新規就農した時のエピソードなど沢山勉強させて頂きました。農業体験を受け入れてくださったぼちぼち農場さん、ありがとうございました!^^

 

農業体験を通して感じたこと

今回は、実際に2つの農家さんにお邪魔し、農業体験をした経験についてレポートしました。それぞれの農業体験を通じて感じたのは、農業といっても色々な作物があり、それぞれの作物や営農スタイルによって、大変になるポイントは異なってくるということでした。

今回ご紹介した2つの農家さんの内、ぼちぼち農場さんの塩トマトは美幌町のふるさと納税の返礼品としても出品されています。毎年7月下旬までの受付ということなので、10月24日時点では受付終了してしまっているのですが、ぜひ気になった方は来年度、申し込まれてはいかがでしょうか?^^

また、美幌町は大規模農業に取り組まれている農家さんが多いため、農業の進行によって風景も大きく変わるということもびほろ暮らしの一つの魅力ではないかと感じました。ぜひ美幌町を訪れた際には、野菜直売所などで美幌産の美味しい野菜を食べてみてください!

 

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