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冬の暮らし 〜「雪かき」について〜

 

こんにちは!移住コンシェルジュの宮﨑です!
2023年9月末に九州から移住してきて、今月末でついに半年。

最初はわからないことだらけで戸惑ってばかりいましたが、冬の過ごし方はだいぶマスターしてきた気がします。

さて今回は、そんな九州出身の私が、この冬に初めて挑戦した「雪かき」についての体験レポートです!

《トピック》
①美幌町の雪の特徴
②雪かきアイテムの紹介と、実際に雪かきに挑戦してみた結果!
③イレギュラー体験!数年に一度と言われている積雪量やいかに?
④おまけ

 

①美幌町の雪の特徴

まずは、美幌町の雪の特徴からご紹介。

ちなみに私は、移住前までは「北海道ってどこも数メートル積もるんでしょ!?」と思っていたのですが、皆さんは、北海道の中でも場所によって積雪量が全然違うことをご存じでしたか?

実は、美幌町のあるオホーツクの地域は、「比較的雪が少ない」んです!

札幌市や旭川市など、道央地域では数メートル積もるようなんですが、冬が来る前に地域の方から教えてもらったのは、「この辺りでは10〜30cm、数年に一度積もる時でも、50cmくらいだよ」ということでした。

実際に3月現在に至るまで、確かに積もっても15cm前後。20〜30cmくらい積もったのは数回ほどでした。

さらに、オホーツクの気候は日照時間の長さも日本有数。体感ですが、雪が降るのは平均週に1〜2回程度で、週7日も毎日雪かきするなんてことはありませんでした。


次に、実際に降る雪について。

結論、雪の形(結晶の大きさ)はその日の気候によって異なりますが、雪質は湿度の低さから、共通してサラサラで軽いです!

最低気温-20℃にもなるオホーツク特有の寒さの時には、写真1枚目のようなまさに「パウダースノー」と呼ばれるようなキメの細かい雪が降ることもありますし、比較的暖かいときには、綿雪や写真2枚目のようなまるで鰹節のような雪が積もることもあります。

 

②雪かきアイテムの紹介と、実際に雪かきに挑戦してみた結果!

それでは、いよいよ雪かきについてです。
まずは、雪かき必須アイテムのご紹介。

写真上がプッシャーと呼ばれる雪かき道具で、下がスコップです。

様々な種類がありますが、前述の通り雪自体が軽いため、個人的にはプラスチック製のものが一番扱いやすいと思います◎(いずれもホームセンターで1,000円未満です。)


プッシャーは雪を集めながら移動させる道具で、名前の通り、地面に当てながら押すだけでOK。スコップは、雪を切り崩す、決めた場所まで運ぶ、投げる、少し固くなった雪をこそぎとるなど、万能に使えます。
(写真は同じく移住コンシェルジュの森田が実際に雪かきしているところです。)

ここで「やっぱり、雪かきって大変でしょ?」と思った方に、九州出身の私が感想をお伝えすると…
「思っていたより大変じゃなかった!!」というのが率直なところです。

やはり、雪質のおかげか、とても軽いので慣れればサクサク進めることができます。
(私たち移住コンシェルジュがいるWorkingSpace KITENの前の部分で、作業時間30分程度)

個人的には朝イチのいい運動になるなあ、という感じです。

▶︎▶︎▶︎ただし!注意する点を一つだけお伝えします!
それは、「雪かきの速度」。

私は最初、雪かきは腕を使う物だと思っていたのですが、「なんだ〜思ってたより雪かき簡単じゃん〜!」と調子に乗ってしまい、1回だけ腰を痛めました(^^;)

どんなに軽くても、筋肉痛になっていなくとも、やはり中腰になるシーンも多い作業。自分を過信しすぎて猛スピードで行ってしまうと、気づかないうちに腰に負担がかかることがわかりました。

ぜひ皆さんは、無理のない速度で実施してくださいね。

ちなみに、画像のようなスノーダンプと呼ばれる道具もあり、体になるべく負担をかけない形で、効率よく雪かきできるものもあります◎

③イレギュラー体験!数年に一度と言われている積雪量やいかに?

2023年の12月下旬、日本の広い範囲に大寒波がやってきました。
もちろん美幌町にもやってきました。

みなさん、私が記事の冒頭で、地域の方から言われた下記の言葉を覚えていますか?

「この辺りでは10〜30cm、数年に一度積もる時でも、50cmくらいだよ」

…そうです、なんと初めての冬で、「数年に一度積もる時」に遭遇することができました!笑

大寒波の時は、この冬一番の雪が降りました。

上の写真はKITENの入口付近です。写真2枚目のように膝下まである長靴が埋まってしまうほどで、まさに「50cm」ほど積もる結果となりました。

地域の方曰く、「今年は雪が多いね」「もう今年はこれ以上降る日はないから安心してね」とのことで、これが今のところ私の中では最初で最後の大雪です。

とはいえ、数年に一度の大雪も、一晩で膝あたりまでしか積もらないということが実際にわかる結果となりました。


ちなみに、現在美幌町では、こういった大雪の日に備えて、町が大型の除雪機をつかって除雪するようになっています。

夜〜朝にかけて大きな通りは除雪されるため、生活が特段不便になることはありません。

また、マンションやアパートなどは管理会社が周辺を除雪してくれたり、写真のような小型の除雪機などを使って建物周辺を一気に除雪したりするなど、全てが手作業な訳ではないのでご安心ください(^^)

除雪機は扱いに少しコツがいりますが、2〜3回使えばすぐに慣れます。
たくさん積もった時は、これで15分ほどで終了です。
(除雪した断面や飛ばされていく雪を見るのはなかなか気持ちがいいですよ!)

④おまけ

雪かきをしていると、とても固い氷の層に出くわすことがあります。

これは、マイナスの外気温のせいで解けずに残った雪に次の雪が降り積もり、やがて圧雪された最下層の雪が氷になるからです。

ここまで来ると、もう「雪かき」ではなくなります。

通常の雪かき用のスコップでは対応できないので、写真のような先端に刃のついた金属製のスコップでかき割りながら地面から剥いでいきます。

必ずしもこの氷の部分は取る必要はないのですが、玄関周りの滑ると危ない場所や、段差などの積もりすぎると危ない場所など、目的に応じて実施するのがおすすめです。

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以上、みなさんが気になる「雪かき」について、九州出身のスタッフからお届けしました。

「仕事前にするのは大変じゃないか?」「いつもより早起きしないといけないのではないか?」など、私も当初不安だったのですが、雪の量や雪の質、便利な道具や機材、町をあげた除雪など、思っているほど大変ではないことがわかりました。

毎日本腰入れてするほどの雪かきは必要ないため、基本的には、お休みなどの時間がある時にまとめてやる方が多いようです。

移住や移住体験で「雪かき」に不安のある方のご参考になれば何よりです(*^^*)/

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